蓮弁文碗 (れんべんもんわん)

鎌倉時代 高8.3 口径15.0 大光明寺蔵

 

わが国で、抹茶を喫するための茶碗が焼かれるようになったのは鎌倉時代からといわれており、宋の天目にならった天目形から、中国青碗をならったものも焼かれている。
この碗は、その技術が入って来た当初の、極く初期の中国青磁写しのものであろう。他に数例を見ない初期の優作である。