七官青磁木魚香合(しちかんせいじもくぎょこうごう)
明時代 高6.3 径8.5 慈照寺蔵
中国青磁にたいしてわが国で分類したものの中で、明時代に製作されたとされる一群のものを七官青磁と呼んでいるが、この香合もその1つで、宋代の砧青磁に比べて透明性のある青磁釉がかかり、やや貫入が入っている。七官の名の由来は諸説あり、明の七官という位の者が請来した、との説が有力とされる。位階第七等の官人の意とされている。