唐物籠地四方香合(からものかごじよほうこうごう)

清時代 高7.9 幅6.8 鹿苑寺蔵

 

全体を籃胎(籠地)に編んで形を作り、表と側面を残したあとを漆塗りで縁どりをして仕上げたものであるが、この手法は東南アジアから中近東にかけて盛んに行われ、中国でも漢時代にはすでに遺品が残っている。この器は清朝に下ると思われるが、一応は香合として使われている。