足利義満一行書「放下便是」(あしかがよしみつ いちぎょうしょ ほうげすればすなわちぜなり)

室町時代 縦93.9 横33.0 

紙本墨書 相国寺蔵

 

「放下便是」は、元の『禅林類聚』に「別に工夫なし、放下すれば便ち是なり」として出る句。夢窓疎石が足利直義の問に答えた法語集『夢中問答集』にもあげられている。義満の出家後の号「天山」印が押されている。