足利義満像(あしかがよしみつぞう)
室町時代 縦80.5 横39.5 絹本着色 鹿苑寺蔵
伝飛鳥井雅縁(マサヨリ)和歌賛
梔子色の法衣に緑地の金襴の袈裟をつけた出家姿の義満像で、鹿苑寺に伝わる二幅の足利義満の画像のうちの一点。上部の色紙型には義満自詠の三首の和歌が書かれている。 この筆者は巻留めの記載から、飛鳥井栄雅(雅親)とされている。栄雅は義政の時代に蹴鞠と和歌の権威とされた人であり、時代があわず、栄雅の祖父宋雅(雅縁)の手によるものではないかと考えられている。