足利義満像(あしかがよしみつぞう)

室町時代 縦96.0 横56.5
絹本着色 鹿苑寺蔵

 

梔子色の法衣に緑地の金襴の袈裟をつけた出家姿の義満像で、鹿苑寺に伝わる二幅の足利義満の画像のうちの一点。応永十五年死去の直後に、絵所預土佐行広の筆になるもので、上の賛は世嗣の四代将軍義持が、宋の徽宗皇帝の三回忌に際し、大慧宗杲が径山万寿寺で上堂説法した時の冒頭の句を書いている。この像は数ある義満像の根本像というべきものである。