鐘楼「洪音楼」

鐘楼(しょうろう)は一名「洪音楼」という。天明の火災で焼け、寛政元年(1789)四月古鐘を買って仮楼にかけ、天保十四年(1843)現在の層楼を築成しました。 「袴腰付鐘楼」ともいわれ、大型のものでは現在有数のものです。楼上には梵鐘を吊り、各区画の中にごく多くの陰刻銘があります。順調な気候で災害や戦争がなく、国が豊かで人民の安らかなことなどを願う文句の後に、「干時寛永六己已季卯月七日」とあり、1629年の造立と知られる。 平成十九年(2007)には京都府指定有形文化財となりました。