大 通 院 (相国寺専門道場)
大通院は、元伏見にあった大光明寺(現在相国寺塔頭)の境内に、伏見宮始祖大通院宮栄仁親王の菩提所として建てられたものです。応永23年(1416)栄仁親王ご逝去の後、当時伏見にあった大光明寺の境内に、親王の謚(おくりな)に因んで「大通院」の名称で寺が創建され、開祖は夢窓国師とされました。
1600年代初めに大光明寺が中興されて相国寺山内に移され、それとともに当院も相国寺に移されます。
安永2年(1773)中興の祖として誠拙周樗和尚(大用国師)が僧堂を開創され、文化元年(1804)に当院は現在地に移り、現在の選佛場(坐禅堂)が落成しました。
喜永4年(1851)大拙承演和尚が、現在の本堂・庫裡を建て、大通院と僧堂の重要な役割をはたすものとしました。明治初年(1868)には大智院も併合し、現在に至ります。
当院は、相国寺修行道場「専門道場」を兼ねています。坐禅堂は四方単の大規模な禅堂であり、日夜雲水(修行僧)が坐禅や托鉢に励んでいる。
大通院(相国寺専門道場)では一般の方のための坐禅会を以下のとおり開催致しております。
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